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エクセルで重複を除いて数える方法

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エクセルで数を数える関数といえば、COUNT関数や、COUNTA関数ですが、これらはすべての数値やデータを数えてしまいます。

しかし、重複を除いて数えたいということはありませんか。

つまり、りんご、みかん、りんご、ばなな、りんごというデータがあったときに、果物の数は5個ですが、果物の種類で見てみると、りんご、みかん、ばななの3つとなります。このように同じものを除いて数えたい場合です。

ということで、このページではエクセルで重複を除いて数える方法をご紹介します。

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エクセルで重複を除いて数えるには、重複するデータを「1つ」として数えればよいのです。そのためには、各データの隣のセルに「1÷そのデータの数」を計算しておき、最後にそのセルを合計します。

 各データの隣に次の計算式を入力する。

=1/COUNTIF(データ全体のセル範囲,隣のセルの値)

 1で入力したセルを合計する。

=SUM(1で入力したセルの範囲)

役に立った

※ より詳しい解説はここから下に続きます。

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実際にタメしてみる

それでは、次の表を例として、重複を除いた数を数えてみましょう。

この表では、最初にも例示した、りんご、みかん、りんご、ばなな、りんごがB2セルからB6セルに順番に入力されていますね。

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各データの隣に計算式を入力する

まずは、B2セルの隣のセル(C2セル)に、次の計算式を入力します。

=1/COUNTIF(データ全体のセル範囲,隣のセルの値)

今回は、データ全体のセル範囲は、果物が入力されているすべての範囲となるので、B2セルからB6セルとなります。

隣のセルの値は、セル範囲で指定したほうがいいので、そのままB2セルを指定します。

結果、次のように入力します。

=1/COUNTIF($B$2:$B$6,B2)

COUNTIF関数は、条件に合うセルを数える関数です。ここでは、果物が入力されているすべての範囲(B2:B6セル)を対象に、隣のセル(B2セル)と同じ内容のセル、つまり、りんごと入力されたセルの数を数えています。

今回、りんごは3個ありますので、COUNTIF関数の答えは3です。

そして、1をりんごの個数3で割りますので、答えは0.33333・・・となります。

このセルを下までコピーします。

C2セルの右下にある■をダブルクリックすると、一気にコピーできますよ。

入力したセルを合計する

最後に、先ほど入力したセルを合計すれば、重複を除いた数が出てきます。

=SUM(C2:C6)

答えは3ですね。

重複したデータを1つとして数える

重複を除いて数えるということは、重複したデータがいくつあっても「1」として数えるということです。つまり、同じデータを全部数えてようやく「1」になればいいのです。そのためには、1をそのデータの個数で割っておけばいいということです。

今回ご紹介した方法は、上の考え方に基づいて計算しています。

最初に各データの隣に計算式を入力しましたが、これは1を各データの個数で割る計算式です。

例えばりんごは今回の例では3個ありますので、1÷3となります。

そして、この計算したセルを合計するので、りんごの場合は3回足すことになります。

その結果、1÷3×3となるので、重複したデータの答えは1となるのです。

つまり、重複するデータの個数がいくつであっても、1÷各データの個数×各データの個数と計算することになるので、重複は除かれ、答えは1になるということです。

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作業セルを用いない方法

上で紹介した方法は作業セルを用いて計算していますが、実は作業セルを使わずに一発で計算することもできます。

といっても、一発で計算する方法も元々の考え方はこのページでご紹介したものと同じです。

その方法については下のページをご覧ください。

まとめ

このように簡単な算数の知識を応用し、重複したデータを「1つ」として数えることで、重複を除いて数えることができます。

上の例のように種類で数えたり、重複を除いた数を数えたりするときは、ぜひご活用ください。

以上、このページではエクセルで重複を除いて数える方法についてご紹介しました。

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