Excelを使っていると、突然「#NUM!」というエラーが表示されて焦った経験はありませんか?
このエラーは、計算結果が大きすぎる、小さすぎる、または計算できない場合に表示され、データ分析や表計算の作業をストップさせてしまう厄介な存在です。
このページでは、#NUM!エラーが一体何なのか、どのような原因で発生するのかを分かりやすく解説し、具体的な事例とともに解決策を徹底的にご紹介します。
このページを読めば、#NUM!エラーに遭遇しても冷静に対処できるようになり、作業効率を格段に向上させることができますよ。
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「#NUM!」エラーは、エクセルで扱える数値の範囲を超えているときや、計算ができないときに表示されるエラーです。これらの状況を修正すれば解消されます。
エラーの原因:エクセルで扱える数値の範囲を超えているや、計算ができないとき
対処法:数値が大きすぎたり、小さすぎたりしないように修正する。
※ より詳しい解説はここから下に続きます。
#NUM!エラーとは?基本的な意味と表示される状況
#NUM!エラーは、Excelの数式や関数が数値に関する問題を検出した際に表示されるエラー値の一つです。具体的には、以下のような状況で表示されることが多いです。
#NUM!エラーが発生する主な原因と具体的な事例
それでは、#NUM!エラーが発生する具体的な原因と、それぞれの事例を見ていきましょう。
1. 計算結果がExcelの数値範囲を超えている
Excelには、扱える数値の範囲に上限と下限があります。この範囲を超える計算結果を出そうとすると、#NUM!エラーが表示されます。
例えば、=10^1000
といった10を1000乗するような、非常に大きな数値のべき乗計算を行うと、Excelの最大値を超えてしまうため、#NUM!エラーとなります。
ちなみにエクセルで扱える最大の数値は「9.99999999999999E+307」となります。

逆に、小数点以下の数値にも制限があります。
0.000000000・・・1があまりにも小さすぎるとエラーになるのです。
例えば、=1/10^1000
のように、10を1000乗した数値で1を割る計算を行うと#NUM!エラーとなります。
ちなみにエクセルで扱える最小の小数点以下の数値は「2.2251E-308」となります。


10を1000乗って0が1000個あるってことでしょ?とても大きな数字ですね!
2. 数学的に定義されていない計算
数学的に意味のない計算をExcelで行おうとすると、#NUM!エラーが表示されます。
例えば、負の数の平方根を計算しようとするとエラーになります。
平方根を求めるには、SQRT関数を使用します。
ここで=SQRT(-1)
と入力するとエラーになるのです。

3. 関数に無効な引数を指定した場合
特定のExcel関数では、引数に特定の条件が求められます。これらの条件を満たさない引数を指定すると、#NUM!エラーが表示されることがあります。
例えば、特定の範囲の中で〇番目に大きな数値を求めるLARGE関数がありますが、指定した範囲の数よりも大きな数値を入力したり、0やマイナスの数値を指定するとエラーになります。

上の図では、A1からA5の中から6番目に大きな数値を求めていますが、6番目は存在しないため#NUM!エラーとなっています。
特定の範囲の中から〇番目に小さな数値を求めるSMALL関数でも同じように#NUM!エラーが発生することがあります。
このように、エクセル関数に入力されている数値に誤りがある場合に#NUM!関数が表示されます。

LARGEやSMALL関数では「#NUM!」エラーが表示されますが、指定した順番の数値がないってことだから「#N/A!」エラーでもよさそうだけどね。
#NUM!エラーの解決策:状況に応じた対処法
#NUM!エラーが発生した場合、まずはその原因を特定し、適切な解決策を講じることが重要です。
以下に、主な解決策を原因別に解説します。
1. 計算結果がExcelの数値範囲を超えている場合
- 計算方法の見直し: より小さな数値で計算を行う、または計算の順序を変更するなど、計算方法を工夫することで範囲内に収まる可能性があります。
- 近似値の利用: 厳密な値を求める必要がない場合は、近似値を利用することも有効な手段です。
- Excel以外のツールを検討: 非常に大きな数値や複雑な計算が必要な場合は、統計解析ソフトやプログラミング言語など、Excel以外のツールを検討することも視野に入れましょう。
2. 数学的に定義されていない計算の場合
- 数式の修正: 数学的な定義に基づいて、正しい数式に修正する必要があります。例えば、負の数の平方根を求めたい場合は、複素数として扱うなどの別の方法を検討します。
3. 関数に無効な引数を指定した場合
- 関数のヘルプを確認: Excelのヘルプ機能で関数の使い方や引数の条件を確認し、正しい引数を指定するように修正します。
- 引数の値の見直し: 関数に渡しているセルの値や変数が意図した値になっているか確認し、必要に応じて修正します。
まとめ:#NUM!エラーに慌てず、原因を特定して冷静に対処しよう!
#NUM!エラーは、Excelの計算における数値の問題を示すサインです。
このページで解説したように、主な原因は計算結果の範囲超過、数学的に無効な計算、そして関数の誤った引数にあります。
エラーが表示された際は、まずその状況と数式を確認し、このページで紹介した解決策を参考に冷静に対処してください。#NUM!エラーを克服することで、Excelでの作業効率は向上し、よりスムーズなデータ分析が可能になりますよ。
以上、このページでは、「もう困らない!Excelで#NUM!エラーが出た時の原因と解決策を徹底解説!」についてご紹介しました。