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エクセルで「#N/A」エラーが出た時の原因と解決策

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エクセルを使っていると、突然「#N/A」というエラーが表示されて困ったことはありませんか?

このエラーは、特定の値を検索したり参照したりしたときに、エクセルが見つけられなかった場合に表示されます。

今回は、この#N/Aエラーがなぜ起こるのか、具体的な事例を交えながらその原因と解決策を解説します

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このページを読めば、#N/Aエラーに遭遇しても慌てずに対処できるようになりますよ。

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エクセルの#N/Aエラーは、数式で指定された値を見つけられなかった場合に表示されるエラーです。範囲の指定ミスや、検索値の入力ミスを修正することで解消されます。

エラーの原因:数式で指定された値が見つからないとき

対処法:探したい値が検索範囲にあるかよく確認する。(範囲の指定ミス、誤字・脱字、全角・半角の間違い、データ型の不一致などがないか確認する。)

役に立った

※ より詳しい解説はここから下に続きます。

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#N/Aエラーとは?

#N/Aエラーは、エクセルが数式で指定された値を見つけられなかった場合に表示されるエラーです。

N/Aは「Not Available(利用不可)」の略で、「探している情報が見つからない」ということを意味しています。

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#N/Aエラーの主な原因と解決策

#N/Aエラーが発生する主な原因は以下のとおりです。
それぞれの原因と具体的な解決策を、事例を交えながら見ていきましょう。

1. 検索値が検索範囲に見つからない

最もよくある原因は、VLOOKUP関数やHLOOKUP関数、MATCH関数などで指定した検索値が、指定した検索範囲内に存在しない場合です。

例えば、次の図のようにVLOOKUP関数で商品コードを検索した場合です。

商品コード(B7セル)に「D004」というコードが入力されていますが、検索する範囲(A2:A4セル)にはその商品コードは存在しないため、#N/Aエラーが表示されます。

このようなときの解決策は以下のとおりです。

解決策
  • 検索値が正しいかどうか再度確認しましょう。
  • 検索範囲に検索値が正しく入力されているか確認しましょう。
  • もし検索値が入力ミスなどで存在しない場合は、正しい値を入力する必要があります。

そもそも検索コードを入力するセル(B7セル)には、存在するコードしか入力できないように制限をかけるとよいです。「データの入力規則」という設定から、リスト機能を利用するとよいでしょう。

2. 検索値のスペルや表記が間違っている

検索値と検索範囲の値で、全角・半角の違い、大文字・小文字の違い、スペルミス、スペースが含まれていたりすると、エクセルは一致する値として認識できず、#N/Aエラーが発生します。

例えば、下の図では「A001」と入力されていますが、検索対象にも「A001」は含まれるため、一見するとコードの入力は間違っていないように見えます。しかし、#N/Aエラーが発生しています。

これは、検索コード(B7)に入力している「A」が全角で、検索対象のセル(A2)は半角の「A」となっているため、エクセル上では違う文字と判断されて、#N/Aエラーが発生しているのです。

また、次の図も一見して検索コードの入力に誤りはないように見えますが・・・

実は、「A001」の後ろにスペースが入力されていました。

このように、同じ文字に見えていても、全角・半角の違い、大文字・小文字の違い、スペルミス、スペースが含まれていたりする#N/Aエラーが発生します。

このようなときの解決策としては以下のとおりです。

解決策
  • 検索値と検索範囲の値を注意深く見比べ、スペルや表記の誤りがないか確認しましょう。
  • 全角・半角、大文字・小文字の違いもエラーの原因となるため、統一するようにしましょう。
  • TRIM関数などで余分なスペースを削除することも有効です。
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3. データ型が一致していない

検索値と検索範囲の値で、データ型が異なっている場合も、エクセルは一致する値として認識できず、#N/Aエラーが発生することがあります。

例えば、下の図のように商品コードは123、456などのように数値データとして入力されていますが、検索コード(B7セル)には、文字列として「123」が入力されています。
このような場合は、データ型が一致しないため、#N/Aエラーとなるのです。

数値が文字列として入力されているときは、セルの左上に緑の三角が表示されていたり、文字が左寄せになっていたりするので、確認してみてください。

このようなときの解決策としては以下のとおりです。

解決策
  • 検索値と検索範囲の値のデータ型を統一しましょう。
  • 必要に応じて、TEXT関数やVALUE関数などを使用してデータ型を変換しましょう。

#N/Aエラーへの対処法

#N/Aエラーが発生したときは、以下の点を確認してみましょう。

#N/Aエラーの対処法
  • エラーが表示されているセルの数式を確認する: どの関数でエラーが発生しているのかを特定します。
  • 検索値を確認する: スペルミス、表記の違い、余分なスペースなどがないか確認します。
  • 検索範囲を確認する: 正しい範囲が指定されているか、検索値が存在する列(または行)が含まれているかを確認します。
  • 関数の引数を確認する: 各引数が正しく指定されているか確認します。
  • データ型を確認する: 検索値と検索範囲の値のデータ型が一致しているか確認します。

#N/Aエラーの根本的な解決方法は上記のとおりですが、単にエラーを表示させたくない、別のエラーメッセージを表示したいという場合は、以下のページをご覧ください。

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まとめ

今回は、エクセルでよく見られる#N/Aエラーの原因と解決策について、具体的な事例を交えながら解説しました。
#N/Aエラーは、検索値が見つからない場合に発生するエラーであり、その原因は多岐にわたります。

エラーが発生したときは、この記事で紹介した確認ポイントを一つずつチェックしていくことで、原因を特定し、適切な解決策を見つけることができるはずです。

以上、このページでは、「エクセルで「#N/A」エラーが出た時の原因と解決策」についてご紹介しました。

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