ためセル!では、広告を掲載しています。

エクセルの「#N/A」エラーを非表示または別の言葉で表示させる方法

エクセルの困った
QRコードを読み込んでスマホへ送る QR Code
この記事は約5分で読めます。
[AD]

エクセルでVLOOKUP関数やXLOOKUP関数、MATCH関数を使っていると、「#N/A」エラーが表示されることがありますよね。

このエラーは、検索しようとした値が見つからないときに表示されるので、検索値が検索範囲に含まれるように修正すれば解消できます。

しかし、検索値や検索範囲を修正できない場合もあるかと思います。

そのようなときには、そもそも#N/Aエラー表示をさせなかったり、別の言葉、例えば「データなし」などと表示させることもできるのです。

ということで、このページでは、「エクセルの「#N/A」エラーを非表示または別の言葉で表示させる方法」についてご紹介します。

ためセル!
ためセル!

このページを読めば、#N/Aエラーをうまくコントロールできるようになりますよ。

スグにためセル! – ここを読めばすぐ使える

エクセルの#N/Aエラーは、数式で指定された値が見つからなかったときに表示されるエラーです。#N/Aエラーを表示しないようにするには、IFERROR関数を用いるとよいです。

#N/Aエラーを表示しないようにするには、IFERROR関数を用いて次のように入力します。

=IFERROR(VLOOKUP関数など,””)

役に立った

※ より詳しい解説はここから下に続きます。

[AD]
[AD]

#N/Aエラーとは?

#N/Aエラーは、数式で指定された値が見つからなかったときに表示されるエラーです。

N/Aは「Not Available(利用不可)」の略で、「探している情報が見つからない」ということを意味しています。

[AD]
[AD]

#N/Aエラーを表示させないとは?

#N/Aエラーを根本から解消したい場合は、上のページにあるとおり、検索値が検索範囲内に存在するように修正する必要があります。

ただし、ユーザーに検索値を入力してもらいたい場合は、「#N/A」という表示だとわかりづらいし、エラーが発生しているように見えて嫌ですよね。

また、検索値に関数を入力していて変更したくない場合もあるかと思います。

例えば、売り上げ記録のような表を作成して、その欄外にわかりやすいように当日の売り上げだけをピックアップして表示させていたとします。(下図)

当日の売り上げをピックアップするために、VLOOKUP関数を用いており、当日を表すTODAY関数を検索値として指定しています。

ただ、上の表の中では、まだ当日(この図では2025年4月9日)のデータ入力されていないので、#N/Aエラーになっています。

しかし、VLOOKUP関数を修正するわけにもいきませんし、範囲を毎回修正するのもめんどくさいです。

このようなときに#N/Aの表示ではなく、何も表示させなかったり、「データなし」等ほかの文字を表示させたいというのがこのページの目的です。

#N/Aエラーを非表示 or 違う表示にする方法

#N/Aエラーを表示させなかったり、違う表示にしたりする方法はいくつかありますので、具体的に開設していきましょう。

1.COUNTIF関数で事前確認

#N/Aエラーの原因は、検索したい値が、検索対象範囲に含まれないことでした。

ということは、検索値が検索範囲に存在するかどうかを事前に確認すればよいのです。

検索範囲に存在するかどうかというのはCOUNTIF関数で確認することができます。
COUNTIFの結果、1以上あれば存在するということですし、0であれば存在しないということです。

また、存在するかしないかによって条件分けするので、IF関数も使用します。

以上を踏まえ、#N/Aを表示にしたい場合は次のように入力します。(ここではMATCH関数の場合で示します。)

=IF(COUNTIF(検索範囲,検索値)>0,MATCH(検索値,検索範囲,0),””)

また、「データなし」と表示したい場合は、次のように入力します。

=IF(COUNTIF(検索範囲,検索値)>0,MATCH(検索値,検索範囲,0),”データなし”)

実際に入力してみたのが下の図です。(この図はVLOOKUP関数の場合です。)

VLOOKUP関数では、選択した範囲の一番左の列が検索範囲となりますので、COUTNIFの範囲にはA2:A4を入力しています。検索値はB7セルですね。

現在、検索値には「D004」が入力されていますので、COUNTIFの結果は0となります。
そのため、「データなし」が返される結果となります。

[AD]
[AD]

2.IFERROR関数を用いる

上の方法では、COUNTIF関数を用いて、ていねいに検索値の存在を確認しましたが、もっと直感的にIFERROR関数を用いて処理することも可能です。

IFERROR関数は、入力した関数がエラー出ないときはそのまま関数の計算結果が表示されますが、エラーの場合は別の表示を指定することができる関数です。

次のように入力します。

=IFERROR(VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法),”エラー”)

“エラー”の部分に表示したい文字列を入力します。
ダブルクオーテーション(”)で囲むのを忘れないでください。

また、非表示にしたい場合は、「””」と入力します。

実際に入力してみたのが下の図です。

VLOOKUP関数で、「D004」をA2:A4セルから検索しますが、存在しないため#N/Aエラーとなります。しかし、IFERRORを用いているので、エラー表示ではなく「データなし」と表示されているのです。

まとめ

今回は、エクセルでよく見られる#N/Aエラーを非表示にしたり、別の言葉で表示する方法についてご紹介しました。

エラーが発生しても#N/Aと表示させないことで、エラーを隠しつつも、エラーの状態を直感的に表示することができます。

以上、このページでは、「エクセルの「#N/A」エラーを非表示または別の言葉で表示させる方法」についてご紹介しました。

タイトルとURLをコピーしました