エクセルでアラビア数字の1から10までを連番で入力したい場合は、1つのセルに「1」と入力して、セルを下までコピーするオートフィルを用いることで簡単に入力することができますが、ローマ数字のⅠからⅩまでを連番で入力したい場合は、オートフィルでは入力することができません。
しかし、ちょっとしたテクニックを活用すれば、楽に入力することができます。
また、最初にちょこっと設定を済ませておけば、数字の時のようにオートフィルで入力することもできるようになります。
このページでは、エクセルでローマ数字ⅠからⅩまでを連番で楽に入力する方法をご紹介します。
スグにためセル! – ここを読めばすぐ使える
関数を用いてⅠ~Ⅹを入力する方法(設定不要)
1 A1セルに「Ⅰ」と入力する。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-002.jpg)
2 A2セルに次のように入力する。
=CHAR(CODE(A1)+1)
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-003.jpg)
3 A2セルを下までコピーする。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-004.jpg)
オートフィルでⅠ~Ⅹを入力する方法(1回だけ設定が必要)
※あらかじめ、次のように設定しておく必要があります。
1 関数を用いた方法で入力したⅠ~Ⅹのセルを選択し、コピーする。
2 そのまま右クリックをし、値で貼り付けを選択する。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-005-1.jpg)
3 ファイルタブをクリックする。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-006.jpg)
4 画面左下の「オプション」をクリックする。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-007.jpg)
5 「詳細設定」→「ユーザー設定リストの編集」をクリックする。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-008.jpg)
6 「リストの取り込み元範囲」に、Ⅰ~Ⅹを値で貼り付けたセルを選択する。
7 「インポート」ボタン→「OK」の順にクリック(残りの画面もすべてOKで閉じる。)
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-009.jpg)
これで設定は完了。
設定完了後は、「Ⅰ」と入力されたセルを下にコピーするだけで、Ⅰ~Ⅹが入力できる。
![](https://tamecell.net/wp-content/uploads/2022/07/43.ローマ数字の連続入力-010.jpg)
同じ方法でアルファベットのA~Zをオートフィルで入力したり、丸数字の①~⑳を入力することもできます。